平成30年度全日クラス説明会を開催いたします。一人でも多くの方にモンテッソーリ教育の魅力をお伝えしたいと思います。説明会へのお申し込みはこちらから H30年度全日クラス説明会

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園長からのメッセージ

シリーズ15 2013年11月発信


モンテッソーリ・アジア大会が日本にやってくる!

2013第5回モンテッソーリ・アジアモスクワ大会

10月11,12,13日の3日間、ロシアの首都モスクワで第5回モンテッソーリ・アジアの国際大会が開催されました。モンテッソーリ・アジアはモンテッソーリ教育を文化的、地理的、社会学的違いのあるそれぞれの国や地域でいかに展開させていくべきかをテーマとした国際的な集まりです。2009年に結成され、これまで台湾、韓国、中国、シンガポール、そしてこの10月ロシアというように毎年1回国際大会を開催しています。私はモンテッソーリ・アジア結成時からのメンバーであり、これまでの全ての大会においてスピーカーとしてモンテッソーリ教育の日本での現状や展望をお話ししてきました。モスクワ大会初日の10月11日にも基調講演のトップを切って、「アジアにおけるモンテッソーリ教育の展望と教育危機を解決する方法」という演題で講演を行いました。

基調講演中の松浦公紀

教育に影響を与えるもの

教育には多くの要素が影響を与えます。日本の教育に大きな影響を与えている要素は、長い鎖国から開国し、「欧米に追いつけ追い越せをスローガンとした歴史」や、世界でもまれな「同一性や均一性」、そして、「受身」な姿勢です。
明治維新と共に開国した日本は欧米に追いつくために富国強兵政策を採りました。この政策における教育では「個」よりも「集団」が重視され、方法としては一斉画一が重視されました。もちろん協調性や和を重んずるといったメリットもありますが、画一的で主張することが不得手、個性が育たないといったデメリットは当初から危惧されていたデメリットです。
日本人の国民性である「同一性や均一性」がこれに輪を掛けます。「他と異なる」ことを極端に恐れる風潮が形成されてしまいました。集団として指導者に管理されて、指示されたことを率なくこなしていくことが人生においても成功することにつながってきました。

テレビ取材を受ける松浦公紀


日本人に必要なこと

日本人の傾向として、集団からはみ出ることを恐れるために「決める」ことがなかなかできないという点があります。「決められない政治」と言われるように国家の最高決定機関である政治システムにおいてさえもそうです。結果的に意思決定にも時間が掛かりますし、誰も潔く責任を取ろうとしません。これはIT世代の行動基準の一つである「スピードを重視する」に対して逆行する在り様です。また、日本人は「失敗すること」を極端に嫌い、恐れます。「失敗は恥」と思う傾向があります。失敗するとなかなかセカンドチャンスが与えられません。

ロシアの友人達と

しかし、グローバルは避けられません。これからは「文化的知性」が必要とされる時代になります。「文化的知性」とは、世界の他の地域出身の人や考えを理解する力です。これまで慣れ親しんできた文化とは異なる文化において新しい状況を学ぶ力や、相手の文化に共感し、適応する行動力が文化的知性を構成します。つまり、「違いを受け容れる」力です。これは、モンテッソーリ教育における平和につながる観点です。

2014第6回モンテッソーリ・アジア東京大会開催決定

いよいよ日本にこのモンテッソーリ・アジア大会がやってきます。来年8月10,11,12日の3日間です。この大会の主催の大役を仰せつかりました。モンテッソーリ教育に携わって30年の時が経ちました。モンテッソーリ教育を介して日本のみならず、世界の多くの方々との出会いがあり、学びがありました。その集大成として関係各位のご支援、ご協力の下にこの大会を主催します。

以前このシリーズですでにお話したことを再度どうしてもお伝えしたいと思います。

私の父は第2次世界大戦の際には海軍の軍人でした。8月23日に出撃予定の特攻隊員でした。8月15日に終戦を迎えたので生きながらえ、私もそのお陰で誕生しました。父の敵は第2次世界大戦当時アメリカでした。祖父は陸軍の軍人で、中国戦争以来、満州、北朝鮮、韓国、そしてフィリピンを転戦し終戦を迎えました。運よく祖父も生還しましたが、戦犯として東京裁判で裁かれました。

父も祖父も温厚を人間にしたらこうなるだろうなと思われるくらいに、いくら戦時においても人を殺めることなど想像だにできませんでした。しかし、戦争はそれを許しません。特に日本はアジア諸国には大きな迷惑を掛けました。その結果として終戦以来70年近く経った今でもアジアの国々はそのことを忘れてはいません。歴史的な経緯とは無関係のように、ショッピングに、観光に私達日本人はアジア諸国に出掛けます。経済的にはそれぞれの国にメリットはあるのでしょうが、お金を落とすからといって太平洋戦争時の過ちが解消されるわけではありません。

私は高校でアメリカに留学し、日本の大学を卒業後モンテッソーリ教育を再びアメリカで勉強しました。モンテッソーリ教師養成の仕事を始めるようになってからは台湾や中国でモンテッソーリ教師の養成もしました。いずれも私の父や祖父が一度は敵国として戦った国です。こういった海外経験の折に多くのモンテッソーリの友人ができました。彼らと共に将来のアジアを担う子ども達のためにモンテッソーリ教育を普及していくことがこの国際社会における私の役割ではないかと考えるに至ったわけです。

昨年12月のシンガポールにおける第4回モンテッソーリ・アジア大会でも多くのアジアの仲間と再会しました。中国人の友人の女性は一昨年北京で会った際に妊娠8ヶ月を迎えていました。10月に無事男の子を出産。シンガポールには1歳2ヶ月になった息子を連れて参加していました。彼女は北京の大会で私の講演を聞き、生まれた男の子にどうしても日本の名前を付けたいと「希望の路」という意味の“Khiro”「キロ」という名前を付けました。中国と日本の関係が政治的には非常に危ういこの時期に何と嬉しいことでしょうか。

「一人ひとりの人間が個として関わりあえば必ず分かり合える」というのが私の信念です。モンテッソーリ・アジア大会は平和を実現する大会です。

すでに2014第6回モンテッソーリ・アジア東京大会のホームページが立ち上がっています。
大会の主旨にご賛同くださり、ホームページをお持ちの皆様にはぜひ皆様のホームページにもリンクして頂きたいと思います。



ウェブサイトアドレス:http://www.monte-tokyo2014.com/
バナーはこちらからダウンロードできます。


大会ホームページには順次新しい情報が付け加えられてまいります。定期的にご覧ください。
おひとりでも多くの方に大会のことを告知してください。そして、来年の大会にはぜひご参加ください。モンテッソーリ教育がいかにすばらしい可能性を持った教育であるのか。そして、それを継続するだけでなく、進化させていく最前線を体験することができます。


新着情報
シリーズ 23 : 2017年07月 モンテッソーリ教育現場では子どもの協調性や社会性は育たないのか⁈

シリーズ 22 : 2017年01月 新しい教師(大人)と新しい人間(A New Man)
シリーズ 21 : 2016年07月 子どもの可能性を最大限に引き出す
シリーズ 20 : 2016年01月 ウィリアム王子、モンテッソーリ・スクール入園
シリーズ 19 : 2015年07月 今だからこそ「平和」について考える
シリーズ 18 : 2015年04月 モンテッソーリ教育は子どもの心に火をつける
シリーズ 17 : 2015年01月 これから子どもが生きていく社会と望まれる教育
シリーズ 16 : 2014年09月 2014モンテッソーリ・アジア東京大会が無事終了しました
シリーズ 15 : 2013年11月  モンテッソーリ・アジア大会が日本にやってくる!
シリーズ 14 : 2013年05月 小学生のモンテッソーリ教育
シリーズ 13 : 2013年01月 1907年1月6日はモンテッソーリ教育のお誕生日です。
シリーズ 12 : 2012年09月 8月31日はマリア・モンテッソーリのお誕生日です
シリーズ 11 : 2012年05月 モンテッソーリは世界の共通語
シリーズ 10 : 2011年12月 「子ども中心」と「子どもの言いなり」の違い
シリーズ 9 : 2011年09月 アジアのモンテッソーリの仲間との再会
シリーズ 8 : 2011年05月 東日本大震災に思うこと
シリーズ 7 : 2011年01月 幼児期に身に付けなければいけこと
シリーズ 6 : 2010年06月 サッカーとモンテッソーリ教育~子どもに対する心得~
シリーズ 5 : 2010年02月 春の訪れと子どもの巣立ち
シリーズ 4 : 2009年12月 男の子と女の子の違い
シリーズ 3 : 2009年09月 Positive Thinking (前向きな発想)
シリーズ 2 : 2009年06月 自己教育力
シリーズ 1 : 2009年04月 子ども達の生きる社会
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