R2年 小学生クラス説明会

Logo
Home
Greeting
Monte
Message
Classes
Boshu
Access
Media
Contact
ブログ

園長からのメッセージ

シリーズ7 2011年1月発信

明けましておめでとうございます。新しい1年の始まりです。卯年にあやかって子どもだけではなく、大人も含めてお一人おひとりが更なる飛躍の年になることをお祈りいたします。
1月6日はマリア・モンテッソーリがイタリアの首都ローマに初めての子どもの家(casa dei bambini)を 開設した日です。とは言っても1907年のことですから今から104年前のことです。1世紀以上にわたって実践され続けられる教育法はそれほど数多くあるわけではありません。モンテッソーリ教育法がその1つとして今でも全世界で実践されている理由はなぜでしょうか。それは、この教育法が、大人を満足させたり、子どもを管理したりするものではなく、本当に子どものための教育法であり、普遍性があるからです。本年も松浦学園子どもの家は一人ひとりの子どもの自己実現の場であるよう、子どもの自立の援助の場としての役割を果たしてまいりたいと思っております。
年が明けるとあっという間に年度末の3月を迎え、4月の新年度が迫ってまいります。皆様もお子様の来年度の進路をお決めになる時期ではないでしょうか。長い一生の中でもその基盤となる発達の第一段階、0歳~6歳の時期は非常に重要な時期です。大人の中にはこの重要性をまだまだ過小評価しているところが見受けられます。
 乳幼児期のお子様の進路を考えるときにどのような点に配慮すればよいのでしょうか。今回はお子様の幼稚園選び、保育園選び、幼児教室選びをする際の大人に必要な視点についてお話してまいります。

正しい情報を選ぶ眼力の必要性

情報化社会である現代、子育てや教育に関する情報も巷に満ち溢れています。子どもと接する大人は何をよりどころにすればよいのか満ち溢れる情報の中で迷うことがあります。そのよりどころになる考え方や具体的な方法がモンテッソーリ教育の中には確実にあります。なぜならば、モンテッソーリ教育は子どもの観察からこの教育法を確立し、いつも子どもを中心にして子どもとの接し方を構築していったからです。
 子どもの進路の決定権は、子どもが中学生になり、高校進学の決定までは親にあります。最終的にはそれぞれのご家庭でお父様とお母様がじっくりと話し合って結論を出すことになりますが、時としてその話し合いの前提がずれている場合があります。

暗黙の了解に対する疑問

幼児教育の世界に身を置き、全国の幼稚園や保育園を訪ね、海外の幼児教育の
現状を見聞した経験から、また、事実として言えることがあります。それは、これまで当たり前だし、常識とさえ思われていた「3才になったから、4才になったからともかく近くの幼稚園に行く」という暗黙の了解に対する疑問です。
日本の集団幼児教育保育施設-幼稚園や保育園のことですーが理想的な教育や保育を行なっているのならば問題はありません。しかし、現状を見てみると中にはこんなところもあります。どうせ小学校に行けば一斉教育なのだから「さあ、今からみんなでお絵かきの時間ですよ。」というような一斉画一保育の中で子ども達の自主性や、自発性がまったく無視されている子どもを管理する現場。また、その対極にあるものとして、子どもには自由が必要だといって子ども達の成長にとって必要なものがまるでない環境で子ども達を野放図にしている放任の現場。こういう場で子ども達に生まれてくるものは落ち着きでも、優しさでもなく、方向性を失った子どもの乱暴さであったり、弱いものいじめであったり、大人の指示がないと行動できない姿だったりでしかありません。

子どもの能力は十分に開花されているでしょうか?

お勉強に関連することは小学校に上がってからで、乳幼児期は子どもの情操を伸ばすという主張もあります。情操教育は大事なのですが、それが強調され過ぎると、子ども達自身のまっとうな知的認識、理論的認識への憧れを見過ごすことになりがちです。子ども達の潜在的な能力についても正当に評価しなくなります。ただ楽しく遊ばせておけばよいというのは、脳科学に理論的基盤を置くようになってきた現代の教育界では通用しません。

幼児期に身に付けなければいけこと

 幼児期に必要なことって何なのでしょうか。一番必要なことは自分が主体となって自由に選んだ活動ができる環境の中で生活する経験です。そして、その選んだ対象は子どもの発達段階を十分に吟味されて準備されたものであり、子どもの成長のための栄養になること、つまり、情操の部分はもちろん知的にも子どもを花開かせていくものでなくてはいけません。大切なことは子どもの本来持っている姿をなるべく自然に近い形で現わせるような経験が必要だということです。そして、その幼児期の経験こそが子どもの将来にわたっての大きな基盤になるという事実に目を向けなければなりません。
人間はやり直しが効きません。誤った選択をしたとしても、それが「この子の持って生まれたものなんだ。」と、どこかで妥協をしてあきらめてしまいます。しかし、それは子どもにとって取り返しのつかない大罪を犯したことになる危険性があります。どうか、目先のこと、周囲の状況に流されることなく、目の前の大切な子どもの成長、発達に見合った選択をして頂きたいと思います。この時期は、子どもではなく、親が選択をするわけですから、じっくりとお考え下さい。「子どもが中心となって、その時期にしなければいけないことを、子どものペースで行う。」これがモンテッソーリ教育現場です。


 モンテッソーリ教育がいかに子どもの育ちに有効なのか、またモンテッソーリ教育で育った子ども達がその後どのように成長を遂げていくかについては以下の2冊の本をお読みになることをお薦めします。

相良敦子著 河出書房新社            永江誠司著 講談社α新書


新着情報
シリーズ 25 : 2020年4月 世界中が危機に瀕する今、モンテッソーリ教育の重要性が見えてくる

シリーズ 24 : 2018年07月 生産性に人間は価値がないのか
シリーズ 23 : 2017年07月 モンテッソーリ教育現場では子どもの協調性や社会性は育たないのか⁈
シリーズ 22 : 2017年01月 新しい教師(大人)と新しい人間(A New Man)
シリーズ 21 : 2016年07月 子どもの可能性を最大限に引き出す
シリーズ 20 : 2016年01月 ウィリアム王子、モンテッソーリ・スクール入園
シリーズ 19 : 2015年07月 今だからこそ「平和」について考える
シリーズ 18 : 2015年04月 モンテッソーリ教育は子どもの心に火をつける
シリーズ 17 : 2015年01月 これから子どもが生きていく社会と望まれる教育
シリーズ 16 : 2014年09月 2014モンテッソーリ・アジア東京大会が無事終了しました
シリーズ 15 : 2013年11月  モンテッソーリ・アジア大会が日本にやってくる!
シリーズ 14 : 2013年05月 小学生のモンテッソーリ教育
シリーズ 13 : 2013年01月 1907年1月6日はモンテッソーリ教育のお誕生日です。
シリーズ 12 : 2012年09月 8月31日はマリア・モンテッソーリのお誕生日です
シリーズ 11 : 2012年05月 モンテッソーリは世界の共通語
シリーズ 10 : 2011年12月 「子ども中心」と「子どもの言いなり」の違い
シリーズ 9 : 2011年09月 アジアのモンテッソーリの仲間との再会
シリーズ 8 : 2011年05月 東日本大震災に思うこと
シリーズ 7 : 2011年01月 幼児期に身に付けなければいけこと
シリーズ 6 : 2010年06月 サッカーとモンテッソーリ教育~子どもに対する心得~
シリーズ 5 : 2010年02月 春の訪れと子どもの巣立ち
シリーズ 4 : 2009年12月 男の子と女の子の違い
シリーズ 3 : 2009年09月 Positive Thinking (前向きな発想)
シリーズ 2 : 2009年06月 自己教育力
シリーズ 1 : 2009年04月 子ども達の生きる社会
NewsRt

BorderR
HousePhoto
footer